医療保険

保険証には何が書かれているの?勤務先や役職までわかるって本当?にお答えします。

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身分証明書としても利用されることもある保険証。

保険証には何が書いてあって、どういうことがわかるのでしょう?

勤め先がわかるらしいよ?会社の役職がわかるって聞いたけど?勤務年数がわかるのでしょう?

個人情報書かれているらしい・・・保険証って怖いね・・・

このようなこと聞いたことありませんか?

当たっているところとそうでもないところとあります。

これらの本当のところをお答えします!

健康保険証に書かれていること

基本的にどの健康保険証でも、書かれていることは同じです。

レセプト請求の際に必要な保険情報が、書かれています。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • 資格取得年月日
  • 交付年月日
  • 有効期限
  • 本人/家族
  • 記号・番号
  • 保険者番号
  • 保険者名称
  • 保険者所在地

では、1個づつ確認していきましょう。

氏名、生年月日、性別は省略します。

資格取得日

その保険に加入した日です。

つまり、その保険が使えるようになった日です。

例えば、診察をした日が資格取得日より早ければその保険証は使えないということになります。

退職や就職などで保険証の切り替えがある時は、旧保険と新保険の使える日に空白のないように気をつけてください。

もしその空白に病院へ行ったら「無保険」となり、全額実費になってしまいますよ。

交付年月日

その保険証が発行された日です。

資格取得日より遅い日付になっていることも多いですが、心配ありません。

その保険証が使えるようになった日はあくまで資格取得日です。

有効期限

有効期限を設けて定期的に更新していく保険者もあります。

国保は有効期限がある場合が多いです。

本人・家族

被保険者・被扶養者と書かれていることもあります。

  • 被保険者(本人)・・・その加入している本人のこと
  • 被扶養者(家族)・・・家族のこと

記号

正式には「事業所整理記号」です。

「記号」とは、保険者(企業や自治体など)を示すもののこと。

数字、漢字または「なし」というところもあります。

社会保険の場合、「記号」は勤務先の企業や団体ごとに異なります。

また、国民健康保険の場合は市区町村ごとに違います。

番号

「番号」とは、被保険者その人をを示す番号のことです。

職場の同僚であれば記号は同じ数字ですが、番号は違います。

ただし被保険者の扶養家族は、同じ番号です。

保険者番号

桁数で社保か国保かわかります。

  • 8桁・・・健康保険や共済保険など被用者保険、定年退職後の国民健康保険、後期高齢者保険制度
  • 6桁・・・一般的な国民健康保険

社保、退職者国保と後期高齢者医療制度は法別番号ついています。

国民健康保険にはこの法別番号はありません。

「法別番号」です。法別番号とは、8桁の保険者番号のうち最初2桁の番号のことで、医療保険の種類を表しています。

法別番号の次の2桁は「都道府県番号」。保険者がある都道府県の番号です。

その次の3桁は保険を管轄する責任者が定めた「保険者別番号」です。

最後の1桁は「検証番号」と呼ばれ、上記3つの番号が正しいか確認した結果の番号です。

つまり、保険者番号の桁数と法別番号を見れば、自分の加入している保険の種類がわかるということです。

番号区分主な勤務先
01全国健康保険協会(協会けんぽ)中小企業の従業員
02船員保険船員
06組合管掌健康保険大企業の従業員
03、04日雇健康保険日雇いで働く方
07自衛官診療証自衛官
31国家公務員共済組合国家公務員
32地方公務員共済組合地方公務員
33警察共済組合警察職員
34公立学校共済組合/日本私立学校振興・共済事業団教職員
39後期高齢者医療制度後期高齢者
67国民健康保険法による退職者保険定年退職した方の国保

保険者名称

加入している保険者の名称です。

つまり、その保険証を発行しているところです。

共済、組合、市区町村などの名前が書いてあります。

保険者所在地

加入している保険者の所在地、住所が書かれています。

電話番号も書かれている場合もあります。

保険証の記号・番号から読み取れる情報

保険証を見れば、その人に関する様々な情報がわかるといわれていますが、それは本当でしょうか? 

保険証から個人情報がわかるらしい?

保険証の色や形から、その人の個人情報がわかるらしい?

答えは×!

色や形から読み取ることはできません!

同じ社会保険でも色が違う場合があります。

また、更新された年度で色が変わることもよくあるからです。

国民健康保険は「法別番号」がないので、個人事業主か無職であると考えることもできます。

保険者番号から勤め先がわかるらしい?

答えは◯に近い△。

「法別番号」から勤務先が大まかにわかることはあります。

例えば警察や公務員、学校とか。

むしろ「保険者名」を見て勤務先がわかることがあります。

記号で勤め先がわかるらしい?

答えは△。でも×に近い。

確かに記号は保険者がそれぞれの勤務先につけているもの。

どの会社にどの番号をふっているかがわかれば勤務先を特定することはできます。

あくまでその記号がどの会社、団体を指すのかが解れば、です。

普通はわかりません。

番号で役職がわかるらしい?

答えは△。

番号が若いと社長とか、役員とか可能性は確かにあります。

定年退職後の再雇用などで番号が変わることはありますし、絶対ではありません。

資格取得日で近ぬ年数がわかるらしい?

答えは△。

確かに資格取得日が古ければ勤続年数が長いことはわかります。

でも、会社の統合や名称変更、定年退職後の再就職、転勤などで資格日は変わることがあります。

なので絶対とは言えず、答えは△。

保険証から読み取れる情報は、どこで役立つ?

このように保険証でその人の個人情報、社会的役割を全てはっきり読み取れることはありません。

でも、身分証明書として使用されることも多くあります。

身分証明書として見ている側は、氏名・生年月日以外にもこれらのことを参考にしていないのかというと、そうじゃないと言い切れるものではないのかもしれません。

間違いないのは医療機関が保険者に保険請求するときに照らし合わせる情報が書いてあるとういことです。

まとめ

保険証はあくまで、病院に安く受診するための証明書です。

病院に安く簡単に受診できるという意味ではもちろん役に立つし、重要です!

身分証明書として使用されるのは、法律によって社会的に信用のある保険者、つまり組合や団体が発行していてそれに加入しているからです。

保険証によって個人情報丸わかり!なんてことはありませんので、安心してください。

またね!