学校、仕事、ママ友、ご近所さん・・・
すべての人が自分と上手くいく訳なんてなくて、思い通りに進むことなんてないです。
状況を変えることはとてもとても難しいことですが、他人を変えようとするよりもどちらかと言うと自分が変わる方が易しいかもしれません。自分ですからね。
今日紹介するのは違う見方が発見できて、爽快で気持ちが明るくなる作品です。
メンタル強め美女白川さんを紹介します!
こんな本

- 著者:獅子
- 定価:本体1,050円+税
- 出版社 : KADOKAWA (2020/11/26)
- 発売日 : 2020/11/26
(2023/02/08 03:35:30時点 楽天市場調べ-詳細)
2021年8月26日に2巻が発売されることになりました!
本書の紹介文と著者について
私の辞書に「ひがみ」の文字はない。女子の自己肯定感が世界を救う!女子の自己肯定感が世界を救う!
メンタル強め美女・白川さんが、ひがみ、嫌がらせやマウントなど、女性を苦しめるプチストレスをはねのける。現代の闇と戦うすべての女子に捧ぐ、最強美女の痛快コミック登場!
仕事仲間や女友達のマウントや嫉妬や嫌がらせ、SNSでの心無い中傷など、現代社会には女性を苦しめるプチストレスが溢れかえっています。
「あざとくても可愛くいたい!」がモットーのOL・白川さんは、そんな社会のストレスを自己肯定感たっぷりの返しで華麗にかわしていく“メンタル強め美女”。
「ぶりっ子」「ヒイキされてる」と、彼女の周りはひがみや陰口ばかりだけど、どんなネガティブも笑顔で跳ね返す白川さんの激強メンタルが、凝り固まった女子たちの暗い心を変えていく…!?
KADAKAWAより引用
著者/獅子:イラストレーター、漫画家。Twitterで2019年より更新を始めた「メンタル強め美女白川さん」が反響を呼び、ネットニュースにも多数取り上げられる。
amazonより引用
書籍化された現在もTwitterで最新話を更新されています。
あらすじ
25歳営業事務の白川さんはストレスを自己流解釈でうまくかわしていけるマイペースでメンタル強めな美女。
女子力も高め。だからこそ悪目立ちしてしまって孤立しがち。
白川さんと周囲の人々がストレスな状況に出会います。白川さんと関わり、白川さんを知っていく中でだんだんと周囲の人々に変化が現れます!ひがみがちな先輩もコンプレックスを抱える人も弱気な人も。そしてそんな周囲から白川さんにも変化が!そして好循環が生まれていきます。
キャラクター
白川さん
白川桃乃。営業事務、25歳。ストレスを自己肯定でかわすメンタル強め美女。
女子力高く、「私は私、可愛く強く」。本作品の主人公。
町田さん
町田杏花。経理課、33歳。ぽっちゃり体型がコンプレックス。
穏やかな性格。メガネでもち肌。「白玉モチ子さん」と倉橋くんが勝手に呼んでいる。
梅本さん
梅本カンナ。白川さんと同じ営業事務、33歳。町田さんとは同期。
仕事ができて厳しい印象。ニコニコしていてチヤホヤされる白川さんが気に入らない。
朝比奈さん
朝比奈林檎。白川さんと同じ営業事務、22歳。新入社員。
仕事もメイクも勉強中で失敗もあるけど頑張り屋さん。
谷口さん
25歳。白川さんと同期。
入社時は白川さんと仲が良かったが、比較されて意識するあまりだんだん距離が開いてしまった。
倉橋くん
営業部、22歳。新入社員。性格素直。甘党。
感想
※ネタバレ注意でお願いします。
面白いと思ったところ
白川さんの自己肯定感が面白いです。あぁ〜、そう捉えるの?wwwっていう感じ。
あざと可愛く振る舞って、妬みも陰口もひがみも悪い噂もマウントもかわしていきます。さらに美人なのでさらにストレス攻撃受けちゃってます。
つまり、男子に好かれて女子に嫌われるタイプですね。
だから最初は孤立してて、本人も一人は楽だしそれでいいのって思っています。ぼっち飯?OK!飲み会?行かなーい。楽しくない時間を過ごすより1人でも楽しい時間を過ごす方がが良いもんね、と。
でもそういう人って周りの凡人からするとイラッとします。「気が付けよ、何良い子ぶってんの?こび打ってるんでしょ」って、批判したくなってしまいます。
こう思えば良いと自分を納得させているのではなくて元々そういう性格。うらやましいです。
例えばカフェで人の下げ評価が聞こえてきた場面では
誰かの評価を下げたからって自分の美しさが増すわけじゃないのに「私もキレイあの子も綺麗で良いじゃん」
作中より引用
↑かっこいい
会話の中で、ハッとさせられることを言うのです。それが糸口になって理解されていきます。
例えば昔からブスとかデブとか容姿に自信がない町田さんへは、
「失礼な人間の美意識なんか信用するに値ないしなくないですか?」
作中より引用
↑かっっこいいって
これで町田さんの行動が良い方へ変わるんです。白川さんと比較されて馬鹿にされても「仲良くする人も自分で決めるんだーっ」と。
もう一つ朝比奈さんがメイク教えてくださいって白川さんに頑張って声かける場面では、
「嫌じゃないですか・・真似・・されるのとか・・・?」
「えー何でー!?真似じゃなくてお揃いでしょ?」
作中より引用
↑言い方ひとつ!相手への印象が変わる!
こんな名言とほっこり場面が面白いです。
今後の気になるところ
谷口さんがどう心の殻から抜け出していくのか、白川さんが気づくのか、白川さんはどう受け取るのか。
Twitterで更新中の作品なので、追っかけてみてください。
ツッコミどころ
白川さんみたいなここまで自己肯定感高く行動できる人・・・いや、いないと思います。現実的じゃない。実際にいたらイラッとします。白川さん、暗い部分が全くないなんて幸せすぎるでしょ。ため息出ちゃうし、呆れます。楽しい事ばかりしていれば良いなんて、そんな都合がいいことが、いつも通るわけない。だからその分白川さんの周囲が普通の社会に描かれていて共感できます。
いや、白川さん的な人いるのかも。いてほしい。
コミックですからね、OKです。
よかったところ
ずばりこれです。白川さん以外の周囲の人々が変わっていくだけではなく、白川さんにも変化が見えてきているところ!人間なのだから1人だけ完璧な人なんてありえないし、つまらない。
「みなさんのおかげで変われたのは私の方です。考えてみたら女の子同士で居酒屋きたのもこんなに大声で笑ったのも初めてです!」
作中より引用
↑イイね〜
考察
ストレスをかわす別角度からの見え方・捉え方・考え方のヒントをもらえます。
印象としては窓が少しずつ開いて青空が少しづつ見えてくるような心地よいコミックエッセイです。
Twitterで更新しているので1話が短く、途中から読んでも楽しめます。
Twitterやブログなどで作品を発表されている方が書籍化されるというのは多くの方に支持されているからですよね。
いいねやコメント、フォロワーさんが多く、支持されるのは影響を与えているということだと思います。
この作品も多くの方に影響を与えているのでしょうね。上向きの方向に。
自己啓発本にしても、このようなエッセイにしても、「そんな都合よくいくわけないじゃん」とか「できたらやってるよ」とか批判的に思う方、否定的・嫌悪する方いらっしゃると思います。
白川さんにしてもそうです。私も上記で述べました。
それでも素直に気に止まるところがあれば、例えそれが1つでもそれでいいと思います。
同じ作品や本を読み返してもその時の状況や気持ちで受け入れられる時、批判的な時ってあると思います。
例えば、昔嫌いだった音楽が好きになったりとか・・・。
白川さん達の言葉が綺麗事に聞こえたり、「そうか」と素直に受け入れられたり。
いいじゃん!て思った時はチャンス。そういう時にいっぱい自己啓発本やエッセイなんか読むのはどうでしょう?
どん底で批判的な時はそういう本は読みません。でも何か答えが欲しくて手を伸ばしたものは良くも悪くも何かを与えてくれると考えています。
まとめ
冒頭にも書きましたが、違う見方が発見できて、爽快で気持ちが明るくなります。
白川さんは可愛く強いだけじゃなく、女子力も高い!
女の子らしい可愛いもの好きなキュート系女子にもオススメ。
楽しくなきゃ損だよねって思わせてくれます。
わたしは好きな作品です!
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最後までお読みいただいてありがとうございました。
またね。